谷屋
販路開拓
谷屋
代表
中谷洋平
仲多度郡まんのう町川東2391-2
tel.080-4990-8806
自分の技とコーディネーターの情報が化学反応を起こして、未来が広がっていく。
きっかけ
私が生まれ育ったまんのう町の美合地域では、手作りの豆腐が人気で遠方からも買いに求めに来られるお客様がいます。ただ、人さんの高齢化も進み、4軒ほどあったお店も1軒に減り、地元の特産がなくなることに寂しさを感じていました。そこで、自分がその担い手になれないかと考えたのが創業のきっかけです。せっかくなら同じジャンルでも少し目新しいものをと考え、全国的に有名な越後・栃尾の厚揚げに着目。新潟県にまで直接足を運び、志願して弟子入りしました。その後開業し、産直やスーパーに営業をかけて販路を開拓。そんなときによろず支援拠点の存在を知りました。
具体的な支援内容
さらなる販路拡大を考えていたところ、商工会から「よろず支援拠点まんのうサテライトがあるから、一度相談してみたら」というお声がけを頂きました。よろず支援拠点って何?と少し不安もあったのですが、受けてみることに。そこで相談したコーディネーターから提案されたのが県内の飲食店舗とのマッチングでした。ただ、少量を何か所にも卸すにはコストがかかり過ぎます。そこで県下に複数の店舗を展開するセントラルキッチンのある企業に対してアプローチしようとアドバイスされました。実際にその企業は地域の面白い商品を探していたと好感触。近い将来、定番メニューにも入れてくれるそうです。
▲事業者、商工会、よろず支援拠点のそれぞれが意見を持ち寄ってディスカッション。
▲道の駅や県内スーパーなどで販売中。
感想
まずは食べてもらわないと良さが伝わらないということで飲食店へのアプローチを決めたわけですが、この戦略はよかったと思いますね。コーディネーターからはそのほかに商品開発についてのアドバイスも受けています。コーディネーターが持っているたくさんの情報と、自分の商品とをマッチングさせることで、ひとりでは思いつかなかったようなアイデアが生まれ、さらに可能性が広がっていくことに気が付きました。もちろん、商工会の方からも主婦目線で「こうしたほうがいいんじゃない?」というような意見ももらえます。自分だけで考えているよりも、相談しに来たらアイデアやヒントが見つかる。だから、これからも積極的に利用したいですね。
支援のポイント
POINT 1出口から逆算した販路開拓支援
POINT 2流通形態や商品特性を踏まえた流通提案
POINT 3地元の商工会とよろず支援拠点の連携した支援
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